広報委員 佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)

259.がん新薬「オプジーボ」の開発
2016/12/24 (99 ヒット)

 京都大学本庶教授の研究室で、助手だった石田氏がある遺伝子を見つけて「PD-1」と名付け、24年前の1992年に論文発表した。その後本庶教授らは研究を続け、PD-1が免疫が過剰に働くのを抑えている「免疫のブレーキ役」であることを確認した。がん細胞はPD-1の結合相手をつくり免疫細胞の攻撃にブレーキをかけているから、結合を邪魔すればいいと発想した。そこでPD-1にくっつく抗体を薬に応用する特許を小野薬品と共同で出願した。これがオプジーボであり、肺がんや皮膚がんの一種や腎臓がんの一部に治療薬として承認され、効果も確認されて、多くのがん患者が要望している。現在世界54カ国で承認済みだが、価格が高いことが問題になっている。