広報委員 佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)

256. 大隅氏にノーベル賞
2016/12/14 (184 ヒット)

 今年のノーベル生理学医学賞を、東京工業大学栄誉教授の大隅氏が受賞することが決まった。受賞理由は「オートファジーのしくみの発見」。オートファジーとは、細胞が自分自身のたんぱく質を分解して再利用するしくみのことである。人は体内で一日に約200~300gのたんぱく質をつくるが、食事からは70~80gとされ、不足する分はオートファジーで自分自身のたんぱく質を分解し、新しいたんぱく質の材料として再利用している。これは哺乳類、昆虫、植物などあらゆる生物に共通の生命現象であることが判明している。大隅氏は、他の研究者が見向きもしなかった細胞内の「ごみため」を追求した結果、こうした根源的な生命現象を解き明かすことに貢献した。