佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
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 2020/02/19 (17 ヒット)

 紀元前である古代ギリシャの哲学者デモクリトスは、全ての物質は分別不可能な小さな物質でできていると唱えたが、周囲の学者たちには全く受け入れられなかった。それから2200年後の19世紀になって、デモクリトスの考えを復活させたのがイギリスのドルトンである。ドルトンは、「物質はそれ以上分けることのできない微粒子である「原子」からできている。」という論文を発表した。そこでは、原子の種類によって質量と性質が異なることも明らかにした。水素、酸素、窒素、金、銀、炭素などの原子があることも示した。その後原子は、(1)他の原子に変わったり、(2)なくなったり、(3)新しくできたりすることはない、こともわかってきた。19世紀末になって、原子の中心に原子よりも小さい原子核があり、その周囲を電子がまわっているという原子の構造が明らかになった。また原子核は陽子と中性子からなることもわかってきた。重さ1グラムのアルミからなる1円玉は、22×10の21乗個ものアルミ原子からできているのだ。2019.03.22


 2020/02/17 (17 ヒット)

 NHKテレビ「いだてん」ではシベリア鉄道を使って欧州に向かう。一方「シルクロード」とは中国の長安(今の西安)とローマを結ぶ交易路の総称であり、中国特産の絹が運ばれたことから、19世紀にドイツの地理学者により名付けられた。中国国家主席の周近平は2013年に、陸のシルクロード経済ベルト(一帯)と海のシルクロード(一路)を合わせた「一帯一路」構想を提唱した。陸のシルクロードにおいては、かつて隊商が山や砂漠を超えたいにしえの交易路が、1万キロを2週間余でかけ抜ける「鉄のラクダ」として現代に復活した。それが貨物列車「中欧斑列」である。発着地西安から40両以上を連ねて1万キロをヨーロッパへ向かう。料金は船便の倍だが所要日数は3分の1になる。今や中国の59都市と欧州49都市を結び、2018年の運行本数は6363便。その中国資本投資は中央アジアの貧しい国々に、道路、鉄道、電力などのインフラを整備しているが、中国からの借金は増えていっている。


 2020/02/16 (14 ヒット)

 ヒトの舌には味覚を感じるための5種類の受容体がある。塩(しょっぱい)、酸(すっぱい)、甘(あまい)、苦(にがい)、旨(うまみ)の、味覚ごとに異なる形の受容体が多数並んでいる。それぞれの受容体に特定の化学物質がピタリとはまることで、各味覚を感知することができる。ちなみに「旨み」は日本人が発見したもので、昆布や鰹節などに多く含まれる。「でんぷん」は糖が多数つながった形態をしていて、そのままでは舌が味を感知できない。これをバラバラの糖に分解してやると、舌の受容体が「甘味」を感じることができる。「でんぷん」を「糖」に分解してくれるのが「酵素」である。酵素とは化学反応を促進するたんぱく質である。アミラーゼも酵素のひとつである。アミラーゼは唾液にも含まれており、でんぷんであるご飯をよく噛んでいると甘く感じるのは、一部が糖に分解されるから。また、酵素をつくってくれるのが「こうじ菌」である。しょうゆ、みそ、日本酒などの製造に欠かせない「こうじ菌」はニホンコウジカビといい、これは日本にしかいない。海外のこうじ菌は毒性があって利用できないのである。日本では先祖が見つけて育ててきたのだ。


 2020/02/15 (18 ヒット)

 60歳を超えると急速に便秘の患者数が増える。加齢などで腸の動きが弱くなるのが原因。そもそも食べ物は胃で消化され、小腸を通り大腸入り口に来るのに5~6時間かかる。ここからゆっくりと進み、最終的に1~3日で体の外に出る。その間に水分が吸収されて便が硬くなる。長くとどまれば硬くなって出しにくくなる、便を肛門に送り出すのは、ポンプのようにはたらく「腸ぜん動運動」である。便秘防止には食物繊維が多く含まれる食事をとるといい。野菜や果物や海藻などである。食物繊維の一日の必要量は、男性20グラム女性18グラム。一般に朝食後に排便が促されるので朝食をとるべきである。水分も大切であり、水やお茶などで一日に1000~1500ミリリットルを少しずつ。過労や睡眠不足、不規則な食生活、運動不足など、ストレスも便秘の原因になりやすい。最近では便秘の新薬がたくさん出ている。2019.03.13


 2020/02/13 (21 ヒット)

 今回の米朝首脳会談が行われたのはベトナムの首都ハノイ。会談は決裂に終わったが、ベトナムは得たものが多かった。世界中のメディアがこの国を紹介し、経済成長ぶりをアピールする機会になった。実はベトナムは社会主義の国である。政治は共産党独裁の社会主義だが、経済は資本主義を採用して貿易により大きく成長している。かつてはフランスの植民地だったが、第二次大戦後の1949年に独立する。しかし北緯17度線を境にして、北ベトナム(ベトナム民主共和国)と南ベトナム(ベトナム共和国)に分断される。アメリカが南ベトナムを支援して介入しベトナム戦争になる。やがて南ベトナム内で解放戦線が活動しサイゴンは陥落する。北ベトナムが全権を掌握しベトナム戦争は終結した。ベトナムは北朝鮮との間で互いに大使館を設置して国交を結んでいる。アメリカとも国交を正常化している。


 2020/02/12 (27 ヒット)

 日本人の名前(苗字)ランキングをみると1位は「佐藤」であるが、「○藤」という名前はランキング100位以内に11個もある。そして20人に1人の割合で名前に「藤」がついている。この名前のルーツは藤原鎌足である。平安時代に権力を誇った藤原一族は鎌足に始まる。百人一首でも34首が作者「藤原○」である。多くの貴族が同じ名前「藤原」を名乗り混乱するようになった。そこで「藤」を残して新しい名前が生まれることになる。新たな土地へ行った貴族たちは、地名を元にした新たな名前をつけた。加賀に行った者は「加藤」、伊勢に行った者は「伊藤」、備後に行った者は「後藤」、尾張に行った者は「尾藤」、安芸に行った者は「安藤」、那須に行った者は「須藤」などである。また職業を元にして新しい名前をつけた。木工師である木工助は「工藤」、秘書である内舎人は「内藤」、宮殿護衛責任者の左衛門尉は「佐藤」などである。一方「藤○」という名前は「ふじ」と呼んで藤原一族に起因する名前ではないという。


 2020/02/10 (21 ヒット)

 第60次南極観測隊を乗せた観測船「しらせ」が昭和基地沖に到着した。日本が南極観測拠点「昭和基地」を開いてから60年以上が経つ。「昭和基地」ができたのは1957年である。敗戦国で終戦から10年しかたっていなかったので、欧米諸国と南極観測をすることになったが、日本はアプローチが悪くて不利な場所を割り当てられた。それが東オング島であった。隣のオーストラリア基地までは1000キロもある。第一次越冬隊は何もない場所に、組立てやすい木質パネル構造の4棟を建てた。これが日本初のプレハブ建築となった。その後次々と建物は増えていき、今では大小約70の建物があり、床面積は合計8000平方メートルになる。3階建ての管理棟には食堂や娯楽室もある。南極大陸は1820年に発見され、初の南極点到達は1911年にノルウエー探検隊(アムンゼン)により達成された。南極大陸の各国領有権は、159年の南極条約で現在凍結されている。日本の観測隊は1982年にはオゾンホールを発見し、これまでに1万個以上の隕石も発見している。2019.03.09


 2020/02/09 (24 ヒット)

 最近おおいに話題になっており、以前にも書いた話ですが。2016年のダボス会議では、少なくとも世界で年間800万トンのプラスチックが、海に流出しているとの報告が示された。プラスチックを海に流出させている上位20か国中の半数以上がアジアの国々である。ダントツの1位は中国で年に最大353万トン、2位インドネシア、3位フィリピン、4位ベトナム、5位スリランカと続く。日本は30位。アジアの国々の人口密集地域ではごみ処理が追いついていない。大量のゴミの山になっている処理場は、雨が降れば崩れて近くの川に大量に流れ込み、海へと運ばれていく。海洋ゴミの80%は陸地からの流入といわれる。特に雨季になれば洪水になる。問題のマイクロプラスチックは、有害な化学物質を吸着しやすい。そしてマイクロプラスチックはすでに人体に入り込んでいた。いくつかの調査結果がそれを示した。広大な海に漂うマイクロプラスチックの回収はもう不可能に近い。しかし今やプラスチックなしでは生活できない。


 2020/02/08 (27 ヒット)

 オーストラリア大陸と太平洋の島々(ミクロネシア、メラネシア、ポリネシア)は「オセアニア」と呼ばれる。日本とは季節が逆になり、経度はほぼ同じなので時差もほとんどない。2億5000万年前には地球に大きなパンゲア大陸があった。そこでは有袋類は全体に生息していた。大陸移動でオーストラリアは分裂する。他の大陸では有袋類は生存競争に負けて絶滅したが、オーストラリアには天敵がいなかったので生き残った。カンガルー、コアラ、タスマニアデビルなど。この大陸には元々先住民のアボリジニーが住んでいたが、イギリスの植民地になって先住民は追いやられた。やがて労働人口としてアジアからの難民を受け入れるようになり、第二次大戦後は積極的に移民を受け入れた。こうして移民による多文化社会が構成された。現在オーストラリアに暮らす移民の4割以上はアジア出身である。羊毛の輸出量世界一。鉄鉱石は埋蔵量、産出量、輸出量ともに世界一。日本が輸入する鉄鉱石の6割を占める。石炭も多く産出し輸出先の1位は日本である。牛肉の輸出先1位も日本である。近年は中国への輸出が増加。


 2020/02/07 (24 ヒット)

 日本では近年「お墓」や「遺骨」が問題になっている。私も他人ごとではないが。核家族化が進みお墓の維持が困難になって「墓じまい」も増えている。高齢化と核家族化の進展で墓の管理継承が困難な人が増加、2017年度の「改葬」件数は10万4000件。実は従来型の墓の歴史はそう古くないらしい。現在のような墓石を建てるようになったのは江戸中期、「○○家の墓」という墓碑も明治末期以降という。日本の年間死亡者数は、2017年に戦後最多の134万人。最近人気が高いのは、地方自治体による公営合葬墓である。血縁を超えて遺骨を共同埋葬する。また都会で急増中なのが宗教法人による屋内納骨堂である。自動搬送式納骨堂も増えている。特に増えている問題に、一人暮らし高齢者の引き取り手のない遺骨である。時代の変化か?遺族が引き取りを拒否する場合も多いらしい。2019.03.05


 2020/02/05 (25 ヒット)

 東京五輪のスポンサーは4層構造になっている。その中で最高位であるTOP13社は、IOCと契約して世界中で五輪マークを使った販促活動を展開できる。その13社とは、コカ・コーラ、VISA、パナソニック、サムスン電子、アトス、オメガ、GE、ダウンケミカル、P&G、ブリヂストン、アリババG、インテル、トヨタ自動車。この中で1985年当初からずっと継続しているのは、コカ・コーラ、VISA、パナソニックの3社。IOCは1984年ロサンゼルス大会から「1業種1社」のスポンサー制度を導入して、この大会のスポンサー収入は約300億円になり黒字化に成功した。TOPの協賛金は、10%をIOCが使い、残りを組織委員会や各国の五輪委員会に分配する。2012年ロンドン大会まで4年で100億円相場だった契約金は、さらに高騰している。1999年創業の中国アリババグループはTOPに加わった。一方マクドナルドは2017年にTOPから撤退した。東京大会では関連経費を含めて総経費が2兆円を超えるという。


 2020/02/04 (23 ヒット)

 パナマ運河は中米にあり、太平洋とカリブ海を結ぶ運河である。全長は約80キロ、最小幅は91m。面白いのは、スエズ運河を建設したレセップスが、最初にパナマ運河の工事にも1880年に着工して、フランスの主導で進めていたのだ。だが途中で計画は放棄された。1898年のアメリカスペイン戦争でアメリカが勝利し、アメリカがラテンアメリカ諸国にも影響を示すようになる。そしてコロンビアの領土であったパナマを、1903年にコロンビアから独立させたのである。さらにアメリカは、放置されたままのパナマ運河の建設に着手し、10年後の1914年にこれを完成させた。それから1999年までパナマ運河はアメリカによって管理されていた。1999年にパナマに完全返還されて、現在はパナマ共和国が管理しパナマの重要な収入源になっている。運河は上り下りに3段階を通らないといけない。そのため複数の門が設けられている。2016年には拡張工事が行われた。パナマ運河の建設では設計技師として日本人青山氏が貢献した。

 


 2020/02/02 (31 ヒット)

 2017年度の国内電源構成においては、天然ガス火力が最も多く約40%を占め、次が石炭火力、水力と続き、再生可能エネルギーも8%を占めた。その再生可能エネルギーの多くを占めるのが太陽光発電である。固定価格買取り制度の再生可能エネルギー割合では、非住宅用の太陽光発電が68%と最も多く、住宅用太陽光発電が20%を占める。10キロワット未満の住宅用太陽光発電は2009年に余剰電力買取り制度が始まり、その価格は「1キロワット時48円でしかも10年間継続」と特別に高価だった。その住宅用太陽光発電は、今後順次どんどん買取りが終わる。2023年までに計165万件670万キロワットが固定価格買取り制度から外れる。その後にどうするかは2つの選択肢がある。一つは「自家消費」を徹底させること、もう一つが新たに小売電機事業者と契約して買い取ってもらう方法である。一方では非住宅用がある、いわゆるメガソーラーなど。2019.02.26


 2020/02/01 (31 ヒット)

 NHKテレビの「チコちゃん」で面白い話があった。東京の地下鉄は立体的に見ると、非常に複雑で入り組んでゴチャゴチャしている。それはなぜか?というもので、答えは「あなたの家の地下もあなたのものだから」。土地を購入すれば、その土地の地上も地下もその人のものになるから、地下鉄を通そうとすればその地上の土地所有者全員に土地代を支払わないといけなくなる。それは建物が密集する東京では無理な話である。一方、国や自治体が所有する道路の地下は、公益目的なら自由に使うことができる。だからほとんどの地下鉄は道路の下につくられる。大阪や名古屋は格子状に区画整理がされているので、地下鉄路線も比較的シンプルだが、江戸城では家康が地方と江戸を結ぶ道路を放射線状につくり、さらに城を攻めにくいようにと水路で囲むようにした。この水路を埋めて後に道路がつくられた。地下鉄が増えるたびにどんどん深くなっていく。東京には13もの路線がある。最も深い場所の駅は、都営大江戸線六本木駅で、階段が266段、深さは地下42.3メートルにある。


 2020/01/30 (24 ヒット)

 アフリカの熱帯雨林で暮らすゴリラは、毎晩それぞれ個別のベッドを樹上につくる。人間の祖先も同じようにしていたはずだが、数百万年前に熱帯雨林を離れて草原へと生活圏を移した。やがて人間は家をつくるようになった。屋根と壁のある構造物である。実は、人間の700万年に及ぶ進化史の大半は狩猟採集生活だったが、定住生活になって家をもった。近年まで、日本の家屋の基本は大工さんがつくる木造で、開けっぴろげで戸締りの必要もなく、周囲の住民が気軽に出入りできた。近年になって日本の家は大きく変わり、都市にはオフィスビルが並んだ。新しい建材が登場して、一括で請け負う建築会社が台頭した。アルミサッシで外界を自在に遮断できるようになった。「家」は周囲と断絶した空間をつくるものになった。周囲とのコミュニケーションを気にせずに暮らせる「家(マンション)」になった。人々との「つながり」ができにくい家は、同時に自然とのつながりもできにくいものになった。私の子供時代の「すまい」を懐かしく思うこの頃である。


 2020/01/28 (30 ヒット)

 20億年前、地球上では単細胞生物が海の中で誕生していた。それらが仲間を増やし子孫を残す手段は、自分の体を分裂させる方法だった。14億年前、多細胞生物が誕生した。単細胞の合体が進化して構成する各細胞が異なる機能を分担するようになった。その中で特に重要・特別なものとして、生殖細胞がつくられた。精子と卵子である。オスの精子とメスの卵子が出会うための方法も変化し、進化していった。例えばサンゴの場合、海中に大量の精子と卵子を放出し、それらが出会って合体することを期待する。例えば魚類の場合は、同様に海中に大量の精子と卵子を放出するが、同時に一緒の場所で放出することにより確率を高くする。さらに確実な方法として、オスがメスの体内に直接精子を送り込む方法が生み出された。そのために哺乳類などでは「求愛行動」が必要になった。2019.02.19


 2020/01/27 (39 ヒット)

 血液の中に含まれるグルコースのことを「血糖」という。血糖は、食事によって体内に取り込まれた主に炭水化物の糖分が消化吸収されたもの。肝臓でグリコーゲンとして貯蔵され、脂肪組織にも貯蔵される。血液中のグルコースの濃度を「血糖値」という。血液中に0.1%が正常とされ、60mg以下は低血糖、200mgを超えるのは高血糖とされる。ご飯を食べた直後に血糖値は高くなる。体を動かすためのエネルギー源として「糖」は重要であり、全身の細胞で血糖は吸収消費される。「糖尿病」とは、血液中の血糖が慢性的に多くなって、血糖値が高くなる病気である。生活習慣病のひとつ。血液中の血糖が多くなればインスリンを分泌することで血糖値を下げるように働き、少なくなれば肝臓でグリコーゲンからグルコースを生成して血糖値を上昇させる。人類にとっては元々、「飢餓」に備えることが重要であったため、「低血糖対策」のみを重要視して体がつくられている。


 2020/01/26 (32 ヒット)

 競泳女子の池江さんが白血病と診断されたことを公表して話題になっている。白血病は血液のがんである。一部を除いて原因は不明だが、血液細胞のうちリンパ球など白血球ががん化する。15~19歳のがんのうち最も多いのが白血病(同世代のがんの約4分の1)という。白血病には急性白血病と慢性白血病とがあり、さらにそれぞれ骨髄性白血病とリンパ性白血病とがある。急性白血病の場合速いスピードで、血液を正常につくる機能が落ちていくため、血中の白血球の数が急激に減る。白血球は外部から入ってきた病原菌などと戦って体を守る免疫機能の中心を担うので、免疫力が低下する。さらに赤血球なども正常に機能しなくなるので、酸素や鉄分を体に十分に供給できなくなる。正確な診断のためには、骨髄検査を行って造血細胞ががんになっているかを調べる。かつて白血病は「死の病」だったが、今では早期発見で完治する病気である。骨髄移植は比較的移植が容易なので多くのケースで行われている。


 2020/01/26 (32 ヒット)

 太陽系の外側は遠いので、望遠鏡で惑星を直接見ることはできない。人類は長い間、太陽系外に惑星があることに気付いていなかった。惑星が周囲を回っていると、その影響で中心の恒星がわずかにふらつく。この「ふらつき」を見つけることで惑星の存在を知ることができる。ペガサス座51番星で「ふらつき」があることは以前から知られていたが、その周期がわずか4日だったので、ありえないことから惑星とは信じられなかった。ペガサス座51番星は木星ほどの大きさながら、恒星との距離は太陽と地球の間の20分の1としかないので短周期で回っていた。このことがわかって以降、次々と新しい惑星が発見されていった。今では銀河系にある恒星のほぼ半分では惑星が回っていると推測されている。広大な宇宙にはものすごい数の惑星があり、環境もいろいろなので生命が存在する可能性は高い。ただ非常に長い歴史から見れば、現在生きている人類はほんの一瞬だから「時間の一致」と「宇宙空間距離」を考えると、地球外生命と人類との遭遇は考えられない。私の信頼する科学者はそう言う。2019.02.14


 2020/01/24 (27 ヒット)

 八坂神社のそばに「漢字ミュージアム」があり、漢字の歴史やなりたちを学ぶことができる。日本を占領したGHQ(連合国軍総司令部)が漢字を廃止しようとした歴史がある。習得が難しい漢字に対してその廃止論は昔からあったようだ。明治初期には英語を公用語にするような動きさえあった。昭和になっても漢字制限の意見が出たのは、日本語では英文タイプライターのような便利な機器で文字を早く打てないから、という背景があった。1960年代には文書作成にカタカナ用のタイプライターが使われていた。漢字制限の潮流を変えたのは「技術革新」であった。「日本語ワープロの登場」である。40年前の1979年に東芝が発売した初の日本語ワープロは、重さが200キロで価格は630万円であった。しかしその後各社の技術開発競争で性能向上と価格低下が進んだ。こうして漢字制限論は消えていった。今ではパソコンやスマホで誰もが難しい漢字を自由に使えるようになった。漢字、ひらがな、カタカナを交えた日本語の文章は、視覚的変化を生み、視覚的な読みやすさ理解しやすさを発揮している。

 


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